
春先になると、日差しの暖かさを感じ始める一方で、「なんだか体調が優れない」と感じる方が少なくないようです。もしかするとそれは、春の始まりに多い「隠れ冷え」が原因かもしれません。そこで今回は、「隠れ冷え」が引き起こす不調について解説します。今すぐできるおすすめの温活もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「隠れ冷え」とは、日差しが暖かく薄着になりがちな春先に、「自分では温かいと思っているのに、体の芯や手足が実は冷えている状態」を指します。冬は「1日を通して気温が低い日」が多くなります。一方、春は「日中の気温は比較的高く、朝晩は冷える」という日が少なくありません。
寒暖差が大きく、服装選びに悩むことも少なくないでしょう。春らしい服装は、太い血管が通っている首・手首・足首などを露出していることが多いです。寒暖差に合わせた服装選びができていないと体温が下がり、結果「隠れ冷え」を起こすことがあります。
「隠れ冷え」で体や血管が冷え、寒暖差に体が対応できない日が続くと、自律神経が乱れやすくなり、血管の収縮によって、血行の悪化にもつながります。血行が悪化すると、溜まった老廃物が神経を刺激し、頭痛などを引き起こすこともあります。
加えて、血行が悪くなると「手足から熱を逃がして深部体温を下げる」という、眠りにつくためのプロセスが滞り、夜ぐっすり眠れない日が増えてしまうなんてことも。よく眠れないと、疲れがとれにくく、ターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、肌荒れにもつながります。
このように「隠れ冷え」は、さまざまな症状を連鎖的に引き起こすため、注意が必要です。
日々の生活に簡単な温活を取り入れ、隠れ冷えを対策しましょう。まずは「首」・「手首」・「足首」を冷やさない服装の工夫から始めてみてください。
・首:ネックウォーマーやタートルネックのセーター、ストールなどを活用
・手首:アームウォーマーをつけ、袖が短いトップスは避ける
・足首:足首が隠れる靴下、レッグウォーマーを身につける
食事では、体温が下がる起床後に、さ湯やスープ、お味噌汁など温かいものを取り入れましょう。熱エネルギーを産生しやすいタンパク質を意識して、肉・魚・大豆食品などを1品プラスしてみてください。
入浴では湯船に浸かり、深部体温を高くすることも効果的です。シャワーのみだと、体の深部まで温められません。40~41℃の湯に胸まで浸かって5分、次に、首まで5分浸かる入浴で深部体温を高めるようにしましょう。