2020年08月03日

食欲不振は「ちょい足し」で解消!

夏バテというと、暑くて食が進まないというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現代の夏バテは、エアコンが今ほど普及していなかった昔の夏バテと、定義がちょっと違うようです。
今回は、暑い夏に正しく食べて、夏を乗り切る方法をご紹介します。

自分の夏バテの原因に気付こう

なんだかだるい、食欲がない、体調がすぐれないなど、夏バテに気が付くきっかけはさまざまです。高温多湿の日本では、ほとんどの人が夏バテを感じたことがあるのではないでしょうか?
でも夏バテは、同じ暑さがきっかけとなっても、原因はさまざまです。自分の夏バテの原因をきちんと見極めることが大切です。

  • 昔の夏バテ
    屋外で肉体作業をしている、毎日外回り営業で朝から晩まで歩き回っているなど、酷暑の中での労働時間が長いために、内臓機能が疲弊し、汗を多量にかくことで、体内のミネラルバランスが崩れるために起こる夏バテが多かったのです。
  • 今の夏バテ
    エアコンの効いた涼しい部屋と暑い外の気温差が激しく、身体はその都度、外気に適応しようとするので、体温を調節する自律神経が乱れます。エアコンが普及した現代の夏バテは、こちらの症状が増加しています。

食欲がなくなった時、やってはいけないNG食事

夏バテしてあまり食欲がない時、あなたはどうしていますか?秋になれば自然に治るから食事は適当で、と甘く見ていると、健康上のリスクを引き起こすことがあるので要注意です。

  • この機会にダイエットしてしまおうと思う
    せっかく食欲がないのだから、いっそダイエットしようと食事を極端に減らすのはNGです。摂取カロリーが、生命を維持するための基礎代謝を下回ると、筋肉など身体に必要なものがどんどん分解されてしまいます。たとえ夏場に痩せたとしても、筋肉も落ちたヒョロヒョロの体型は年をとった印象を与えます。また、夏バテが治って、食欲の秋にリバウンドして体型が戻ったとき、本来は筋肉がついていた場所に脂肪ばかりがついてしまうことになり、同じ体重でもボディラインの崩れが気になることもあるでしょう。さらに、人の体の水分量は約60%ですが、体のさまざまなパーツの中で、水分が最も多いのは筋肉です。脂肪には水分を蓄積できないため、筋肉が減ると熱中症にかかるリスクが上がります。特に高齢者には要注意です。
  • 無理やりスタミナをつけようとする
    学生時代の部活の夏合宿などで、暑さと疲れでくたくたになっているのに無理やり先輩に食べさせられた、なんて経験がある方もいらっしゃるかもしれません。でも、夏バテ時、バランスよく食事ができないときの消化器官は、全般的な栄養素が不足して機能が低下しています。「スタミナがつきそうだから」と、油ものや大量の肉など無理をして摂取したとしても、弱った消化器官にさらに負担をかけるだけでなく、きちんと吸収できないので栄養素を摂りこむことができません。夏バテ時は、胃に負担をかけない消化のよいものを食べるようにしましょう。
  • 食べられるものを食べる
    食欲がないけど、さっぱりしたそうめんなら食べられるから、と毎日単一の食品ばかりを食べ続けたり、スイカやアイスクリームで食事を済ましてしまう、なんていうことをしていたら、必要な栄養素が不足して、ますます身体は疲れやすくなってしまいます。

ちょい足しで食欲不振解消

栄養不足は夏バテを悪化させます。暑くてやる気が起こらないという時こそ、いつもの料理にちょい足しして、バランスよく栄養素を補うようにしてみましょう。

  • トッピングそうめん
    そうめんを食べる時、足りない栄養素をトッピングで補給します。冷しゃぶにした豚肉はビタミンB群もタンパク質も同時に摂れる優秀な食材。そうめんの上に冷しゃぶをトッピングしたら、タンパク質と脂質を中心に、各種ビタミン類や鉄などの栄養素がバランスよく含まれた卵を使って、錦糸卵などで彩ってもいいですね。
  • にんにくやニラでスタミナ丼
    糖質を燃やしてエネルギーに変えるのに、ビタミンB₁は欠かせない栄養素です。にんにくやニラにはビタミンB₁がたっぷり含まれているので、ご飯のおかずにちょい足ししたいところです。
    ニラをゴマ油と塩で炒めたものは、ちょっとした一品になります。辛いものがお好きな人は、唐辛子を少々入れてピリッとさせてください。
    ニオイが強い食材が苦手な方は、白米にビタミンBを強化したビタバレーなど胚芽押麦をちょい足しするのもいいですね。
  • カレーには夏野菜をたっぷり
    暑さストレスに対抗するビタミンCも大事です。ビタミンCは水溶性で、まとめて摂ってもすぐに身体から流れ出てしまうので、こまめに摂るようにしましょう。カレーを作るなら、加熱に強くてビタミンC豊富なゴーヤやピーマンなど、夏野菜をちょい足し、と言わず、たっぷり入れるといいですね。表面に軽く焦げ目をつけて焼き野菜にすると、旬の風味が引き立って、一流レストランのような深みのある味になりますよ!
  • 冷たい食事には一杯の味噌汁
    冷たいものを食べたくなりますが、冷たいものを摂りすぎることによって内臓を冷やし、さらに調子が悪くなるという悪循環にはまってしまうかもしれません。冷たい料理メインの食事には、温かいお味噌汁を一杯、ちょい足ししましょう。発酵食品である味噌は、たんぱく質やビタミンB₂などのビタミン類、鉄やカルシムウムなども含んだ栄養価の高い食品で、夏バテ防止のパワーフードです。

 

まとめ

食欲がない時こそ、いつものメニューに赤いトマト、黄色い卵、緑の野菜、豚肉などのちょい足しで工夫してみましょう!カラフルで見た目にもおいしいメニューで、不足しがちな栄養素をバランスよく補ってくださいね。
お酒は20歳を過ぎてから。お酒は楽しく適量を。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。飲酒運転は法律で禁止されています。