日頃からスキンケアをしていても、冬になるとお肌の乾燥が気になるもの。女性だけでなく、冬は男性もひげそり後のかさつきなどが気になりがちです。そこで今回は、誰でも簡単にできる乾燥対策をまとめました。お部屋の湿度コントロールやお肌を乾燥させない工夫などをして、乾燥対策をはじめてみましょう。
冬のお肌の乾燥の主な原因は、「空気の乾燥」と「気温の低下」にあります。空気が乾燥するとお肌の水分が奪われ、乾燥肌になりやすくなります。また、気温が低くなると体温の低下を防ぐために血管が収縮し血流が悪化。その結果、肌へ栄養が届きにくくなるのです。ちなみに健康な肌は角質層に20〜30%の水分を含んでいて、水分量がこれ以下になると乾燥肌になるといわれています。
お肌の水分量は、湿度にも左右されやすいものです。美肌を考えるなら、お部屋の湿度は55〜65%くらいが理想。定番の加湿器を使うほか、室内に洗濯物を干す、お湯を沸かすといった方法でもお部屋の湿度をアップできます。
そして、この冬におすすめしたいのが、床や窓の水拭きです。水拭きすることで室内を加湿できますし、お部屋がきれいになって気分もよくなります。また、体を動かすことで血流促進効果も期待できるでしょう。
ただし、室内を加湿しすぎたり換気しなかったりすると、カビなどといった別の問題が出てきてしまうのでご注意ください。
お肌の水分量を維持するためには、水分補給や乾燥させない工夫も大切です。必要以上に飲む必要はないので、こまめに水を飲むことからはじめてみましょう。
また、お風呂で体を洗うときは肌をこすりすぎず、浴槽に浸かる場合は38℃〜40℃でトータル15分程度がおすすめです。よかれと思われている入浴ですが、長時間浸かると必要な皮脂や油分まで流れてしまいます。お肌の乾燥を考えると、長湯は避けたほうがよいでしょう。
このほか、お風呂上がりや手を洗った後などは、水を拭いたらすぐに保湿を心がけましょう。冬に重宝するハンドクリームは適量をとった後、手のひらで擦るようにしてしっかり温めてから使うと保湿効果をアップできます。また塗る前に化粧水をつけるのもおすすめ。手の乾燥が気になる方はぜひ試してみてください。