9月1日は「防災の日」です。自然災害に対する認識を深め、備えや心構えをするため、1960年に制定されました。制定の由来は、10万人以上の死者・行方不明者を出した「関東大震災」。気象の変化も著しい今こそ、もしもの時への備えをしませんか?
日常備蓄は「少し多めに買って蓄えておく」とても簡単な防災対策のひとつです。食品であれば、フリーズドライ食品や缶詰、お湯だけでおいしく食べられるレトルト食品など、賞味期限の長い食品を余分に買って、被災時用食料品として手元に置いておきましょう。
家族の人数や好みに応じた備蓄内容を決めたら、賞味期限をチェックしながら消費していきます。消費した分を買い足すサイクルを日常化すれば、おいしく楽しく災害に備えられるでしょう。
「すぐに」持ち出せる防災バッグに、必要なものを入れて準備しておきましょう。以下のようなものをバッグに入れておくと、もしもの時に役立ちます。
取り出しやすい形状のバッグを選び、持ち出しやすい場所に配置しておきましょう。真っ暗でなにも見えない状態でもサッと掴んで持ち出せるか、訓練しておくのもおすすめです。
近年の地震による負傷者の30%~50%は、家具が倒れてきたり、モノが落ちてきたりといったことが原因です。ここはひとつ、家具やモノの配置を見直してみませんか?
揺れると落ちてくるような場所に、モノを置かないことが大切です。家具は転倒防止グッズなどで倒れにくくなるように補強し、もしもの時に、ベランダや部屋の出入り口、廊下や玄関などが塞がれないよう避難経路を確保しておきましょう。
災害発生時は、家族や友人と連絡を取れない状況になることもあります。災害用伝言ダイヤル(171)の活用法を、家族や友人と共有しておきましょう。このダイヤルを使えば、安否を確認することができます。
また、家族や近くに住んでいる友人と、集合場所を決めておけば、もしもの時にも落ち着いて行動できるでしょう。