夏は、冬よりも基礎代謝が落ちると言われています。基礎代謝は、ダイエットにも大きく関係する重要な要素。そこで今回は、基礎代謝のアップにもつながる簡単な室内運動をご紹介します。手軽にできる運動を習慣化して、太りづらい体づくりを目指しましょう。
夏は、気温が高く、汗をかきやすいので、代謝が上がるイメージを持つ方も多いかもしれませんね。
私たち人間は、体温を一定に保つ機能を持った恒温動物なので、気温が低いと体温を上げようと基礎代謝が上がります。一方、気温が高いと、体温を上げる必要がないため、基礎代謝が落ちてしまうのです。
身体の熱の一部は筋肉から作られます。そのため、基礎代謝をアップさせるには、筋力アップがおすすめです。外気温が高く、外での運動が難しい夏は、野外で行う有酸素運動ではなく、屋内の無酸素運動で筋力をつけ、基礎代謝の底上げに取り組んでみましょう。
毎日行う歯磨きを、筋力アップの時間にしてみましょう。筋力量の多い下半身の筋トレは、基礎代謝のアップに効果的です。
脚を肩幅程度に開いて歯磨きを始めたら、2秒かけてゆっくり両方のかかとを、なるべく高く上げてください。それから、2秒かけてゆっくりかかとを床につけましょう。3分間の歯磨きであれば、30回以上はできるはずです。毎日続けることで、足の裏やふくらはぎの筋肉を強化できます。
背筋を伸ばして姿勢よく便座に座ったら、片脚を10~20cm上げて、10秒間キープしてください。終わったら、もう片方の脚も同じように10秒間キープします。片脚ずつ交互に3セット行うと、腹筋やお尻、ふとももなどの筋肉を刺激することができます。
仰向けになった状態で、両脚のかかとを5cmほど上げ、30秒間キープします。キツく感じるときは、脚を上げる高さや時間を調整しながら、少しずつキープする時間を長くしていきましょう。腹筋やお尻の筋肉を刺激できます。夜寝る前と朝起きた後に行えば習慣化しやすいでしょう。ただし、寝る直前に筋トレをしすぎると、交感神経が高まることによって身体が興奮状態になってしまい、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりするので、負担にならない程度に続けていきましょう。