秋は過ごしやすい気候で、「読書」にぴったり。みなさんも一度は、「読書の秋」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。ただ、本を読むのはちょっと苦手…という方も少なくありません。そこで今回は、読書のメリットや、楽しく本を読むコツなどをまとめました。読書の良さを知れば、きっと本を読みたくなるはずです。
イギリスの公的医療機関NHSでは、心の病気の治療に「自己啓発」と呼ばれるジャンルの本が処方されることもあるそうです。自己啓発本は、自身の能力を高めたり、心の成長を目指したりするのに役立つといわれています。
自分とは違う経験をした人の考え方や価値観に触れられるので、有名な心理学者・医師・経営者などが書いた自己啓発本を探してみてはいかがでしょう?
心の病気とまではいかなくても、ストレスが溜まり気味だったり、仕事や人間関係で行き詰まっていたり、ちょっと元気がないとき、本が人生のヒントとなるかもしれません。
読書には、脳の視覚野・言語野・聴覚野などを刺激する効果があり、想像力のアップが期待できます。読むという行為は、単純に文字から情報を得るだけではありません。読書には、情景や場面を想像したり、曖昧な部分を自分の持っている情報で補ったり、自分なりの言葉に変換して理解するプロセスが必要です。
こうしたプロセスを繰り返すことは、家族や友人、仕事相手と接するとき、仕草・目線・表情から、相手の感情を予測したり想像したりするのに役立ちます。「もしかしたら~かもしれない」といった視野も広がるため、日々の生活の中で、より良い選択ができるようになるかもしれません。
読書が続かないという方は、手に取る本が合っていないのかもしれません。読書を続けるためには、自分の興味や好奇心を刺激してくれる「本選び」が大切です。
まずは、本屋さんに並んでいる本を眺めて、気になる本から手に取ってみてください。展示されているランキングも参考になりますし、読みたいものがなければ日を改めるなど、読みたい本をじっくり探してみましょう。
最初は、電車やバスで移動しているときの隙間時間を利用して、とりあえず数行読んでみるのがおすすめです。文字を読むことに慣れてきたら、なんとなくスマホやテレビを見る代わりに、本の続きを読んでみてください。