気温が低くなって体が冷えると、無意識のうちに体が緊張します。血流も悪くなるので、肩こりや腰痛に悩まされる方も多いようです。そこで今回は、体を温めて緊張をほぐす方法をご紹介します。なにかと不調が続きやすい冬こそ上手に体を温め、リラックスしやすい環境を整えていきましょう。
寒いときに体に力が入るのは、体が熱を逃がさないように起きる自然な反応です。しかし、そのまま緊張状態が続くと疲れるほか、血流が悪化し、肩こりや腰痛の原因にもなりかねません。
まずは、ご自身の体が冷えていないかチェックしてみてください。まず、手をわきの下に5秒当ててから、おなか・太もも・おしり・二の腕を、わきと交互に触って温度差を確認します。もし、それぞれの温度が、5秒触ったわきよりも冷たければ、体が冷えている可能性があります。しっかり対策していきましょう。
冷えによる緊張状態をほぐすコツは、体の内側と外側の両方から温めていくこと。食材や飲み物は、体の内側から温かくなるものを選びましょう。
ホットのココアや紅茶など、体がポカポカする飲み物がおすすめです。特に、ココアに含まれるテオブロミンや、紅茶に含まれるテアフラビンなどのポリフェノールには血行を促進させる働きがあるため、比較的長い時間、体を温め続けてくれます。
また、太もも・おなか・手足の先などには「湯たんぽ」、目が疲れたときには、「蒸しタオル」や「ホットアイマスク」がおすすめです。これらのアイテムは、レンジで簡単に準備できる商品も市販されているので、そういうものを活用するのも便利でしょう。
寒さで緊張状態が続いている体を温めてリラックスできれば、寒さが原因で起きている肩こりや腰痛の改善が期待できます。また、体温が上がれば血流もアップし、血圧の上昇が穏やかになるため、血管への負担も減らせるでしょう。
加えて、体を温めると自律神経も整いやすくなります。寒い季節に気分が落ち込みがちだと感じる方は、体を冷やさないよう意識してみてください。免疫力もアップするので、体調をキープする助けにもなるでしょう。