10月10日は目の愛護デーです。季節の変わり目は自律神経が乱れやすく、目がかすむ・まぶしい・かゆいといった目の不調を感じやすいかもしれません。そこで今回は、よくある目の不調とその対策をご紹介します。この機会に、目の健康を意識してみませんか?
10月10日は、中央盲人福祉協会が1947年に「目の愛護デー」として制定した日です。近年では、厚生労働省や多くの企業・団体が、目の大切さを意識するためのイベントや講演会を企画しており、無料の眼科検診なども開催されています。
特に、季節の変わり目は自律神経が乱れやすく、自律神経は視神経と大きく関係しているため、目がかすむ・ドライアイ・まぶしく感じる、といった目の不調を感じやすいようです。また、仕事や日常生活の中でスマホやタブレットを長時間使用していると、眼精疲労になり、肩こり・めまい・頭痛・吐き気などを引き起こすことがあります。
加えて、気温が下がってくる季節は、体が冷えて血行が悪くなったり、生活リズムが乱れたりすることも多いものです。こうしたちょっとした変化も、目の不調を引き起こします。不調を感じたときは、生活習慣の見直しや生活リズムの調整が必要かもしれません。
目が疲れたときは、目を休ませると同時に、温めて血行を促してあげましょう。水で濡らして軽く絞ったタオルをお皿に乗せ、600Wのレンジで1分ほど加熱すれば、簡単に蒸しタオルができます。目をつぶって蒸しタオルをまぶたに乗せ、深呼吸しながらリラックスする時間をつくってみてください。少し熱めのお風呂の温度くらいに冷ましてから使うのがおすすめです。
また、作業の途中に目が疲れたと感じた場合は、両目を大きく開けて、眼球を上下左右にぐるぐると回すように動かす目の体操を取り入れてみてください。何回か繰り返した後、目をつぶって数分休みましょう。
休憩時間には、こめかみや目の周りの骨、耳の後ろなど、指で押して気持ちよく感じるポイントをマッサージするのもおすすめです。また、手の親指と人さし指の間にある「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボは、眼精疲労や肩こりに効果があるといわれています。
こうした対処に加え、積極的に目を休める時間をつくる・入浴で体を温める・適度な運動を続ける・睡眠の質を改善するなども、目の健康を保つポイントとなるでしょう。