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2024年07月01日

汗の役割と汗をかく仕組み|ベタつき・ニオイ対策も解説

気温や湿度が上がってくると、汗が気になる方も多いのではないでしょうか。不快感やニオイが懸念される汗ですが、健康維持において汗をかくことは欠かせません。そこで今回は、汗をかく理由に加え、汗によるベタつきや、ニオイの対策をご紹介します。できるだけ爽やかな汗をかき、暑い季節を乗り切りましょう。

汗の持つ役割と仕組み

汗の持つ大きな役割のひとつが「体温調節」です。体温が上昇すると、私たちは汗をかき、汗が蒸発するときに、体の熱も同時に逃がすことができます。この仕組みは「気化熱」によるもので、体温調節には汗が欠かせません。

外気温の影響や運動などによって体温が上昇すると、その情報が脳に伝わり、交感神経から「アセチルコリン」という刺激物質が分泌されます。汗の出所である汗腺には、この刺激物質の受容体があり、分泌されたアセチルコリンと結合すると汗が出る仕組みです。

汗腺には、体中にある「エクリン汗腺」と、わきの下などにある「アポクリン汗腺」があります。エクリン汗腺は、体温が上昇したときや、ストレスや緊張を感じたときなどにも汗が出る汗腺で、アポクリン汗腺は主に、ストレスや緊張を感じたときに汗が出る汗腺です。

アポクリン汗腺から出る汗は、汗をかいた直後はほぼ無臭です。しかし汗には、タンパク質や脂質などが溶け込んでいるので、時間が経過すると、皮膚の常在菌によってこれらの成分が分解され、ニオイを発することがあります。

汗によるベタつき&ニオイの対策

ベタつく汗に悩んでいると、できるだけ汗をかきたくないと思うかもしれません。しかし、日頃から汗をかかない生活をしていると、汗腺の機能が衰え、余計に水分量の少ないベタついた汗をかきやすくなります。

日頃から入浴や適度な運動で汗をかき、汗腺を活発な状態にしておけば、ベタつきにくいサラサラの汗をかけるようになるでしょう。

また、疲れやストレスが溜まると、汗がニオイやすくなります。疲れやストレスが溜まると、血中のアンモニア濃度が上昇し、ツンと鼻をつくような、刺激臭のある汗が出やすくなってしまうのです。

1日の疲れはその日のうちにとり、こまめにリラックスできる時間を確保すれば、汗のニオイ対策になるでしょう。入浴・アロマ・ストレッチなど、自分がほっと一息つけて、爽やかな気分になれる習慣を取り入れてみてください。

汗の質には、食生活も大きく関係しています。汗のニオイやベタつきが気になるなら、お肉や揚げ物など、脂質を多く含むものを避けるのが賢明です。代わりに血行を促進する食材や、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを含む食材を積極的にメニューに取り入れてみてください。

たとえば、納豆や豆腐といった大豆食品のほか、DHAやEPAを含む青魚、トマト・カボチャ・ピーマンなどの緑黄色野菜、グレープフルーツ・キウイなどの果物、キノコ類や海藻類などを取り入れてみましょう。

まとめ

汗は、体温調節や健康維持に欠かせません。ストレスケアや食生活から、ニオイ対策を行って、入浴や運動で爽やかな汗をかいていきましょう。また、不安なく汗をかけるよう、大きめのタオルハンカチや、汗拭きシートなども活用してみてください。
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